Archive for 12月, 2011


刀は居合でも試斬でもつかっていれば道具でありますので傷みます、まして試斬というハードな使い方をすれななおさらです。巻藁でも新しい目の畳、また、輸入品の古畳等は固いので試斬で中心にかなりの衝撃が走りますから出来の悪い拵え下地では柄がカタカタ言うようになってしまい、、危ないです。試斬する当日か前日には刀の点検をしなくてはなりません。多少のガタは添え木を棟の上下にあてがいガタを修正しなくてはならなくなりますし、この位は自分でやらなくてはならないでしょう。手に負えないときは職人さんにやってらうか、造り直しになりましょう。その時の金額ですが、それは職人さんの人件費(生活費)また、刀屋さんにたのべば手待賃になりましょう。預かった刀を宅急便でおくるわけには行かないので持参ということになり手間(交通費)がかります。
職人さんがこれがアマチュアなら生活費としてでなく小遣いとなりかなり安くなる分けですが出来映えは当然違ってくるわけです。
したがって日本刀の刀身・外装等について江戸期からお値段は大きく変化していないことになるわけです。そこで日本刀に関する各種製作工作料金は、かの有名な町井 勲先生がhp上で提示していますので見ておくと今後の参考になるでしょう。リンク

2011年最期の試斬会は総勢10名程が集まり盛大に開催されました。今回よりの修正点は竹斬り半分を巻藁全部に変更したことと、、巻藁も半巻き・1枚巻・1枚半巻です。仲間に職人関係の方がいますので新しい目の畳を1夜漬けとなり、、かなりの堅めになりますのでやはり刃筋がきちんと立たないとなりません。化成ソーダ液につければ柔らかくなり、、なおかつ、、刀の錆び防止にも良いのはわかっていますがまあ、、なかなかですね。ところで武道を稽古するに当たって事故防止は大切ね要件となりましょう。稽古前には準備運動と共に心の準備をして望まないとなりません。また、万が一の場合を考えて個人賠償責任保険の加入はしておかなくてはならないでしょう。やはり刀が飛ぶことはあるのです、ここに飛んだ刀の写真を添付いたします。この刀は事故防止を兼ねて置いておいた巻藁用のboxに激突、帽子が破損したものです。大鋒で身幅の広い試斬刀なので中鉾でやや身幅が先細になる方向で刀匠に修理依頼中です。試斬刀はゆとりをもって製作しておくのが良いですね。

日本刀の中心は手紙

いにしえのサムライはその腰に帯びる刀は武器なれど武器に留めることなく信仰の対象でもありました。そしてその刀身に武運長久を願って昇竜の彫り物や不動明王の梵字を彫ったりしました。これを「刀身彫りのある刀」といいますが、また中心に武器としての性能を確かめた記録として、金象嵌にて○○胴裁断とした「裁断銘のある刀」と言うのがあります。主に江戸時代の世の中が平和になってしまった時代に戦国時代を知らないサムライが試しきり専門のサムライに依頼して造ったものです。黒い中心に金色の文字が輝いているのでとても綺麗ですが、これはとても手間がかかっていまして、また、お高い製作でした、寛文期の一時期の安定や虎徹、法城寺などの刀工の作に多くあるのと、幕末の騒乱期に少しだけとのことです。いずれにしても斬る!と言うことは士道では欠かせない行為であるとこと伝世しているのですから、斬ることを禁じている武道の指導者がいるようですが・・・いったい何を考えているのでしょうかわかりません。

日本刀の価格は他の古美術品と違って中心に刀工名と年紀が入るので作者がわかる、そして刀工名鑑にておおよその金額(出来が良いが前提)がわかるようになっています。実際は変動しているようなので実売価格も重要でしょう。刀屋さんに刀を売る場合は大体購入金額の30%~10%とのこと。10%に成らないためには在銘であることが必須です。また、売り急がないことも必須、、お父さんが亡くなったからと言って一気に売ってはいけません。これから近々多分亡くなる予定(私等の中年)の方は信頼のおける方に頼んでおいてください。最近家族の方から良く相談されますので・・・。またキチンとした刀屋さんにもって行って聞いてみるのも良いでしょう。たとえば真玄堂さんなんか大刀剣市で刀剣の販売価格表を配っていました。まあ人をみて価格は決めていませんとのことなのでしょう。ところで真玄堂さんで村正1500万で売っていました、全で(多少磨り上がっているのかな?)健全でなかなかの拵え付きで、、在銘ならこうなっていたのでしょう、我が消銘村正も、、不運な刀です。

立鼓(りゅうご)
柄の形状は鞘の姿形とバランスを保ちながら妙味ある構成線を作り出すものである。最も手になじむ柄の形は、柄の中ほどをわずかに絞って鼓状にしたものだが、特に刃方を凹ませた形状を諸立鼓あるいは単に立鼓をとると表現している。打刀拵の多くは立鼓をとっているが、天正拵のように、特に強く引き締まった構造とされた柄形もある。 ・・・と言うことです。特に戦国時代の天正拵えはハッキリしています。我が革巻き柴柄の佩刀の写真を添付しておきます。カッコいいでしょう、、形居合に、、試斬にまさに実用本位の姿と共に美しさも兼備えた姿です。派手な柄頭の付いた刀等は格好わるくなりませんか?。我が佩刀の写真添付しておきます。

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前回は何故刀を水平に差すか不明を記載しましたが、まだ不明がありました。何故控え目釘か、、龍馬の最期の茶店縁側での写真にて龍馬が佩刀している刀の長大さと柄の長さはひときわ目立った。近年刀匠に我が佩刀を為打ちするサムライの中にも控えめ釘をする御仁がおられること、また柄を9寸とご指定される方もおります。ここに柴田光男先生の刀装入門に記載された「講武所風帯刀」を添付しておきます。いずれ・・いつかこのような講武所風外装の刀を製作したいです。サムライですから・・。

2月4日(日)朝6時30分自宅を千葉方面へ素晴らしいし朝焼けの関越道を上り、、東京湾横断ツーリングに出発、、関越~環八・・アクアラインは海ほたるへ、、環八は渋滞もなく快適に走行、、8時15分に海ほたるに到着すでに多数のバイクが集結している一角に止める、、洋上は若干風があり横風注意、、海ほたる3階かなりの強風でたっていられないくらいでした。ちょっと休憩後9時木更津の友人宅到着して90分程楽しい雑談ののち、、国道16号から465号・127号金谷へ、、そしてフェリーで久里浜へ、、1980円。横浜横須賀道路はまったく快適な道路、、山の中を走る道路、、あの懐かしい青春時代散々走った(CB450で)第三京浜から再び環八~、、調布ICから中央道、、外環、、鶴ヶ島到着、、16時帰宅、、ガソリン代2200円の、、大変暖かく快適なツーリングでした。いよいよ走り納めのツーリングです。

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かんぬき差し(閂差し)は刀を床面と平行に刀の柄を前に突き出す差し方です、したがって刀のほぼ中央が帯にかかる形になります。現代において大方の居合道家はこの差し方をしています。そして脇差しも差さないのです(いやこれでは差せない)。何故だろうかとても不思議でならなかった、、黒鞘の件もふくめで・・てす。この答えがようやく刀装入門柴田光男氏著で解かりました。まず刀剣美術2010年7月~9月号掲載、花岡忠男氏記述の「真雄・清麿と兼虎 その実歴」の三に記載されていました。寛文新刀体配(反りが浅い)の刀は当時「突撃」(つき)が流行した結果で、それで前期の差し方が「粋(いき)」とされた物とのことでした。でもこれは迷惑な帯方で裏評は天秤棒を差し歩く、又は、敵に抜かれてしまう等評判の良くない差し方、、幕末にも講武所風(龍馬の時代)で流行したとのこと。ポイントは見た目が良いと言うことだけですね、なんか士道からはやや遠い感じです、、。道場での稽古はこれで行きますが、個人稽古の時は当然落とし差しで2本差して稽古します。サムライですから、、ね!。