Archive for 2月, 2013


切れ味の悪い刀は、、

物を切る人に板前さんがおられますが和食には包丁の切れ味がとても大切なのは承知のことと思います。刀で巻き藁などを斬る稽古をしている試斬家にとっても切れ味はとても大切ですが、ろくに刃のついて刀でも斬り方できれてしまいますので斬れたということで満足してしまっている方が見受けられます。でも試斬の稽古をして行く課程で少しずつわかってきて刀の刃研ぎをかんがえるようになってきますが、日本刀を研ぐというのはとても困難さをともないまして、素人が下手に砥石をあててしまいますと刀の寿命を一気に縮めてしまうこともあります。また和包丁を研ぐのとはまったく違いがあるわけで、、カミソリのような刃をつければ斬れるようになるかと思われるかもしれませんがそれは、、大きな勘違いです。また、よのなか刃物のコレクションが趣味の方(ナイフ・打ち刃物等・・)におかれましては、ひときわ鋭い刃を追求されている方がいますが、、これらの方かたが考える刃付けでは日本刀はいけません。では日本刀お研ぎ師さんならばっちり大丈夫かと思いきや、どうも違いがあるかもしれません。と言うのはこのまえ研磨の実演会で師匠さんが「武道家の方々はあまり刃のついて刀で斬っているようです」とまあ、ちょっとした微妙な表現ですが、、俗に言う”アンマッチ”があるようです。これらの研ぎ師さんたちは美術研磨を専門に実施される方々ですので傾向として”美”にいってしまい手間をかけて、結果、お値段が高めになり試斬家からみれば見た目があるていど綺麗で斬れるようになってくれれば良いのでここで認識の差があるのですね。試斬家の方々も研ぎとなるとお高いので躊躇しているように思われます。ここにリーズナブルな刀の研磨をしてくれるお店、、試斬家でもある鳩山町の佐藤研磨店を紹介させていただきます。研磨には刃をつけるにあたって、刀の曲がり、表面のムラ(地金が波うっている等・・)、刃こぼれ、長さ、さび、等多様な状況があって刃研ぎ金額は刀を見てみないとわからないのは当然のことです。とうぜん研磨の料金は即答できないのですが、もし研磨の必要性を感じておられるのであれば、刀の保持の関係から試斬をやめるか、、研磨するしかありません。そのまま斬り続けると刀はどんどん状態がわるくなっていきますからもちこんで早めに相談してみてください。後悔することはないでしょう。貴殿に武運を!、、hpへ、、

 

我が試斬用の愛刀には柳生の大鍔がついていまして重量250g、刀身も2尺2寸7分で身幅もあり重量の大きい刀なわけで、それで試斬を斬りますからかなりの衝撃が加わり柄のガタツキが発生悩みの種でもあります。やはり拵え制作時は予備の目抜き穴を柄の先に小さめをあけておく必要を感じています。柄の中は適時、朴木の削りものを詰めていますがなかなかです。あと目抜きも微妙に太めなどが必要になり鳩山の佐藤研磨店によらせていただき柄の調整およびぴったりの目釘が調達できました。やはりプロは上手ですね、、、。これでまた、いけるでしょう。いつも気軽に貸してしまうので使用がハードな刀ですので色々メンテがかかります。ああ、そてから刀は良好な状態で斬りましょうね(寝刃会わせも含めて・・)、刀を痛めてしまいます、、ので。

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久しぶりに代々木の日本美術刀剣保存協会の鑑定会に行ってきました。当日は朝8時に新宿6丁目にある事業所の夜勤をおえて歌舞伎町の漫画喫茶で2時間ちょっと休憩してからの参加でした。鑑賞刀は3尺はあろうかと思う備前の太刀等5本、鑑定刀の1号から2号は太刀で備前か備中の青江あたり。3号刀は美濃の短刀にしかみえないどこかの刀、4号刀の短刀は姿は鎌倉末期、波紋は新々刀のような金筋バンバンの刃文、5号とは源清麿の大鋒の打刀、、でも地金、刃中の中はどうも末古刀?、、頭が・・はっきりしないので3時頃退散しました。参加費2000円で高価な刀がみれるなんて安い!、、次回もがんばりましょう!。

日本刀自作のすすめ!・・かのサムライ宮本武蔵は本人自身も刀を打ったことは誠に有名、さらに殿様では徳川最後の将軍徳川慶喜が父、水戸の斉昭は八雲肌、または烈公の八雲鍛えと言い・・刀剣コレクターの世界ではしらない方はいないくらい有名なことです。武士の魂である刀だけにとどまらず、、”刀大好き”のなによりもの証拠ですね。刀が大好きな現代のサムライ諸君においても大いに大好きなら我が愛刀は自分で打たなくてはならないことになりましょう。でも現代では文化庁の作刀許可がなくては作れませんからそこは知恵を出して、、姿は短刀仕様にして外装はナイフ仕様にすればセーフ、でも日本刀は古来の製法にて制作したものでないとならないわけで不器用な我にはとても無理難題のかぎりですがここは助っ人に依頼、魂は自分でいれました。添付写真参照。古備前の細直ぐ刃の眠い刃をやきました。焼き入れする前に中心に1年ほどサビをいれて古作らしくしようとしてみました。刀匠の指導のもと焼き入れをしたあと、、中心は一部変色してしまったので、、さらに執念深くいま現在は手垢をつけて古作に偽装中、、ある程度色がついたら取り外しのできるようにハンドルをつける予定です。もちろん器用な方は自分で火造りしても良いでしょう。半自作の刀仕様を手助けしてくれる企画がありますのでHPを見てください。

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脇差しでの試斬

若干の寒さも和らぐ気配のある2月になりました、なんでも今日は立春もう暦では春るなんですね、普段の型居合の稽古も足袋をはかないと足がつってしまいなかなか厳しいですね。・・・さて表題ですが脇差しでも試斬の稽古をしていまして、使っている脇差しはよく清麿にある姿の写し物の現代刀でなかなかの豪刀です、長さは1尺2寸当然の平造り刃文も清麿その物で大変気に入っています、身幅があるのですが鞘を極限まで削ってもらい朱鞘の革巻きと納めように漆塗りの2本を用意してあります。当然ながら試斬時は強度を重視して革巻き鞘をつかっています。見た目は普通の脇差しに見えますが抜刀するとかなりの迫力があります。江戸期サムライ達はこの長さの脇差しを帯びて城中にて執務にあたっていたのですが(長いと邪魔?)この刀でどのくらいの威力があるのかです。長さが短い分不利なわけで切り方は長刀と違ってきますが、抜き身でも変わらないですね。

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