Archive for 9月, 2013


試斬は奉仕活動

真夏もおさまりようやく試斬会が実施できる気候になってきました。段々と試斬の分業化がすすんで来ています、巻藁を巻く人、運搬を行う人、試斬台を造ってくれるひと、桶を見つけてくれる方、古畳を集めてきてくれる方、保険の対応をしてくれる方、斬りカスを沢山引き受けてくれる方、、それぞれが出来ることを、自発的に行って活動を続けていけるようになってきました。道具もそれぞれが少しづつ貯めるお金で用意すると言う方向で、、。ともかく試斬は居合とちがって重装備ですので、みんなが協力することが大切、、いや必要です。、、これを奉仕、、最近の言葉で言えばボランティアです。刀と稽古着だけで気軽にできる居合とはまたちがった運用になります。

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今長野県の県立歴史館にて、「刀が語る信濃」が実施されています、以下抜粋すると、・・・「単刀直入」「反りが合わない」「しのぎを削る」「目貫通り」「もとの鞘に収まる」など、日本刀に由来したことばを、日常の生活の中で無意識に使っているのではないでしょうか。近年まで日本刀は、一般家庭でもお葬式に際して、あの世に行くときの魔除けとして使者の布団の上に「守り刀」として供えるなど、人々の生活とも深い係わりを持っていました。 刃の代表とされる日本刀は、かつて、合理的に人を殺傷するように改良が進められた戦闘の道具です。しかしそれだけではありません。「三種の神器」に剣があるように、権威の象徴、身分や地位を表すもの、信仰の対象にもなっていました。現在では、姿、刃文、地肌の美しさなどが鑑賞の対象となっています。、、、、この企画展について一言、鑑賞の対象としての刀も良いのですが、やはり使ってこそ刀ですのでこのような企画展でも刀としての本来の機能としての居合・抜刀を公開演武として実施してもらいたいものです。日本刀の楽しみ方は見る、、だけではないのです。この企画展では居合の演武が行われるようですので多少は良いのですが、その内容をもう少し詳しく案内してもらいたいものです。

いま、川越市立博物館にて平成25年新作日本刀展・ならびに埼玉県名刀展「武士のよそおい」が同時開催されています。この新作日本刀展に刀匠が刀を出展するには資金が必要になります、もちろん制作にかかる材料代はもとより美術研磨が必要になりこの費用負担が大変!、また、この美術研磨をできる研ぎ師には大変な負担がかかり、研ぎ師としては気が進まないもの(出来ないも含む)と思われる。常寸の刀で30万、彫りがあれば難しい(彫りの中は研がない、出来ない、邪魔含む)のでプラス10万、それにハバキと白鞘で10万~。外注関係で40万~60万、プラス材料代が・・・必須で要することになります。これで入選、等を頂いても売れるとは限らないことになります。注文を頂いた刀での出展なら安心できますが、入選すると全国各地に回って注文主の手元に行けることになるのが年末でしょう!、これには注文主の了解が必要になります、全国各地にまわることにもなりリスクがかかりますので注文主の方のなによりもの・・・愛刀家でなくては、とても了承・理解が得られないしトラブルにもなりかねません。無理してお金をかけても在庫になってしまうので出展しない刀工がいます。今、絶滅危惧種には、ハンターと刀匠があげられます、ハンターは世間の人々があんな危ない鉄砲なんて入らないとの軽い認識から来ているもので、刀匠は日本人の無関心と”美”に関する認識が変化してきていることが要因としてあるような気がしています。これは刀匠に限ったことではなく我が国の伝統的な工芸文化においても同じことと思います。新作の刀を出展している刀工は相当な苦労をして出展していますし、出展を諦めてしまっている刀工も沢山いることを知らなくてはなりません。それからこれからの若い方々は刀工になりたいなんて間違っても考えてはなりません。研ぎ師、鞘師、白金師にはまだ余力がありますのでそちらなら何とか食べていけるかもしれません。そんな観点からも展示の刀を見ていただくのもまた、違った見え方がしてくるかもしれません。

思えば去年の夏だったか資金不足から厳しかったが、、エイヤーでとりあえず内金10万円でスタート本日、超大型大風の中、兄のところに引き取りにいきました(お金は、銀行に入れておいても増えません)。戦国は祐定の両刃の短刀写しもののイメージで注文、本物の祐定では350万円はするのでとても手がでません。数分の一のお値段で、お好みの寸法、色で入手できるのだからまさに良い物が手に入りました。つぎは、初代村正写しですねー!!!(ああ・・お金がない)。これで大刀に脇差しは邪魔なので、、短刀です。そうなんです、脇差しを帯びての居合いはとても難しいのです、だから、、形居合いでは1本差しなのです。道場で大刀帯びていないときは・・・短刀くらいは帯びていたいものです。

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鑑定会9月

日刀保は代々木の日本刀の鑑定会に行ってきました。いつもの通り鑑定刀が5振り、鑑賞刀が5振り展示されていまして、その内5振りについては、中心が白鞘の柄がそのままついたままなので当然作者がわからないようになっています。その日本刀について刀身だけを見て誰の作かを推測して、鑑定メモに作者名を記入して判者に見てもらいます、街道筋に入っていれは「通り」、国に入っていれば「能」と記載、流派に入っていれば「同然」、ぴたり当たっていれな「当」、、まったく違うところ(時代も)だと「イヤ」と帰ってきます。1札であたれば20点で、大会などで天位をとれば商品がもらえます。したがって今回の鑑定会は、刀を勉強する会なので商品はありませんが、武士の嗜みである刀にかんする「目利き」になることになります。今回の1号刀は宇田は国房の短刀・・2号刀は、来 国光の短刀・・・3号刀は、太刀長光・・・4号刀は、太刀やすひろで、、なんだか中心の銘が見えない・・・5号刀は、兼光(伝)の太刀(大磨り上げ)でした。特筆すべきは1号刀の国房の短刀と2号刀の来 国光の短刀でした、当然国光(2000万?)の短刀のほうが遙かに有名で国房はBランクの刀工ですが、この出来のすばらしこと、、まさにこれが「美」と言わんばかりの短刀でした、たぶん国房の作刀のなかで最高傑作の刀でしょう、一方国光の短刀は、来肌が顕著にでている、、あまり作為域があがらない作品です。目利きなら、1号刀の国房を我が輩刀とすれば、他者との差別化になり当時は、出生もはやくなったかもしれません。もちろんお値段もかなり安くなるので・・なかなかの一品となりましょう。今回1号刀は、出来の良さに翻弄されて三振、3号刀も何を考えたのか、三振、、鑑定アウト!でした。3号刀の長光、、覇気があってよかったですね、4号刀は中心みたけど、、なんだか??銘がよくわからない、、長船の康広?名鑑にのっていなんだよなー??

日程・・・2013年10月19日(土)
時間・・・朝7時、、常磐道、、守谷SA集合
行程・・・守谷→いわき中央→国道49号→国道6号→上北迫(Jビレッジ)→?。
     国道6号南下→県道382号(新舞子浜)→小名浜(市場食堂)ランチ。
     国道6号を南下→大洗→東水戸道路、常磐道
装備・・・無線機、その他
出発時・・・メールにて出発を送信してください。
       帰宅時には、バックホームした連絡を参加者全員にしてください。
       なお、交信周波数は、混信が無い限り433.86mz。
備考・・・今回のプランは2年半たつ震災被災地(特に原発)を訪れる企画になっています。オリンピック開催祝賀に埋もれていないことを身をもって(頭でなく・・)体感する内容になっています。大きな見地にたっての参加を希望します。

型居合は地味

型居合ほど地味な武道はないと思う、言い換えれば元気活発な若者向きな運動(スポーツ)と言えないのは現実です、まあ年寄り向けの運動でしょう、もちろん足腰を鍛えることは出来るし良い面もたくさんありますがなんといっても寂しい武道です。だからこそ試斬をやるべきと思いますがなかなかその方向にベクトルは向いていない、いまだに試斬をやったら破門と言う道場主がいるのかわかりませんが、この時代社会的に認知されない指導は大変危ないと思う次第です、柔道連盟をみれば明確なことで時代の流れに適応できない古い人は淘汰されています。でも試斬は大変な労力がいることも事実で、、、1)試斬する古畳のストック。2)巻く作業。3)巻藁、試斬台、備品のストック。3)水に漬ける設備。4)試斬日の運搬。5)斬りカスの処理などです。大体最大月に2回が限度かもしれません、一人何本斬るかですが5本位あっと言う間ですので10人居たら50本となりましょう。徐々にではありますが大会などで模範演武のときにでも試斬を実施すべきと思う次第です。あああ余計なことですが高段者の審査員は小脇差し、短刀を帯びたほうが良いと思います、丸腰では寂しいのです。

抜刀において、息を吐きながら柄に手をあてる、鯉口を斬りながら徐々に速度を上げて行き、、剣先が抜ける直前に瞬間的な抜き付けを行う行為などを指す。ダイコン抜きと言われ始めてから数年たったでしょうか?、さすがに今は言われなくなりましたが歴史は繰り返すもの、三途の川を渡るまで留意してゆきますが性分はなかなたかわらぬものか気が短い為もありなかなか我慢できないでいまして、先生の見ていないときに抜いて見つかり指摘されたこともありました。さてこの序破急をネットで調べてみるともとは日本の雅楽、能楽から来ていることばで小学校の作文にも利用されているとのこと、居合いでは納刀から抜刀、抜付時までの複式呼吸速度調整の意味でもつかわれる。職場のプレゼンでも当然ながら使われていることで意外にも勉強になりました。今後は一気に攻め込むのはやめて、まずはネチネチと行きましょう。ようするに・・居合道での抜きつけに例をとれば、静かに刀を抜き始める時が「序」であり、次第に速く抜くのが「破」であって、抜きつけの瞬間を「急」といい、丹田に力を入れ充分に気力が満ちている時「序・破・急」で抜きつける。

いつものことですが、所属する道場に若い方が入門されてきました。まあとても良いことですが使っている居合い刀の外装がどうも良くない。まあカラーバージョンでいいのですが基本は黒さやに黒の柄巻きです、たとえば都内の本社に出勤する時に茶のスーツを、ブルーのスーツ、黒のシャツを着てゆきますか?。江戸期登城時は黒さやの刀と決まっていましたし、仕官の時に朱鞘の刀を帯びて行けば仕官は出来なっかったでしょう。道場での稽古の結果、3段までに真剣を所持の希望はあるようですがその時までに刀の勉強を正しくしてください、少なくても刀をあまり知らない方には聞かぬようにしてください。私の方からのアドバイスでは、50歳に満たない方は、樋の入った刀など使うべきでないです。樋の入った刀は強度が低くて自分の身をまもることはできないです。もっとも2振り持っていて樋入りと無しの大和伝のような刀を所持するなら可ですが、「使い分ける」・・・。1振り100万近くする刀を2振りもつのは荷が重いですし、それから刀は刀身重量でその性能を考慮してください、これは車でもバイクでも同じですのでおわかりいただけると思います。特に試斬でも使う刀はその性能が大きなウエイトになります刀身重量は2尺4寸で900㌘が目安で、バイクで言えばCB750と行った具合です。それから試斬用に造られた刀でなくてはなりません、刀工が試斬をあまり考えていない刀は曲がり、めくれ、切れ味、それから濤瀾刃の刀は良く折れると言われています。ああそれから現代刀工で実用に耐える刀を造れる方がいないとか、少ないとか言う方もいますが、・・・あたっている部分もあるような気もしますが、、、HPにて試斬用刀と言うことで明言している刀工もいますので、いいたいこと書く前に参上するとかして斬ってみてもらいたいと思います。要するにこれから刀の勉強する方は、半信半疑でネットからは情報収集して勉強してもらいたいと思います。それから古作の良い刀を居合い・抜刀でつかってはいけません、古の美術品になりますので次の世代、、数百年後に引き継がなくてなりません。現代刀を使いましょう!。

 

鞘の内とは

居合いと同義語で、戦わずして勝!の意味とのことです。尾道古武道保存協会のHPから簡単に記すると、 居合術の別名を「鞘の内」と言う、刀を鞘から抜かずにいる状態のことも指すが抜刀して戦ってない状態ではあるが、既に相手に勝っている意味に居たる状態、これを「鞘の内の勝ち」と言う(略)。このことは、何らかの対立が起因して起こる闘争のことになりましょうが人類はこの闘争から果てなく逃れることはないのです。自分以外の者から、軽い評価が下されると侵略の過程に事態が動く要因に至りやがて、なんらかの事態で紛争にいたることになります。これを戦(いくさ)と言うわけですがこれを防ぐ手段は自己が強くなること(ハード・ソフト両面含む)でこれが私が考える鞘の内になります。深夜の暗黒道一人歩きについて男女を問わず必要な極意でこれを教えるのも、とても大切なことで、携帯みるな!とか。夏休みもおわってしまいましたが、学校で実務的な注意をしているのでしょうか?