日本刀の材料である玉鋼をベースにした和鋼をもってして造る鍛造刃物、、よく知られるのは和包丁でありますが包丁と違って堅い物を斬る日本刀は素材的に包丁とは別物です。そんな日本刀の刃物を作る会が日本刀鍛錬所にて一般の方々の参加をもってして開催されました。2日間の行程を4名の方が体験した次第ですが長さは短刀とまったく同じでありますが姿はナイフ仕様にて制作、短刀となれば当然刀匠以外は造ることはできません、こんかいはその境界線上の制作です。みなさん刀匠の手ほどきのもとなんとか形になる品物が出来ましたでしょうか?、研磨後が楽しみです。そんなひとときの写真を添付しておきます。制作は素延べの板を火床(hodo)で800度位に熱し、これより上げると溶けて無くなってしまうとの説明のもと。小槌で叩いて各自希望のナイフ?の姿に成型・鍛造していきますが熱した和鋼は生きているかのように勝手な方向に意に反して伸びて行ってしまいます。手は顔は焼けてくるは、、すぐに外れて落ちるは・・まことに言うことを聞きません。弱く叩くと伸びないし・・強く叩いてしまうとクレーターになってしまい元に戻らずヤスリかけが大変になり、、焼き入れに必要な重ねが維持できなくなってしまい刃切れの要因になってアウト?になるやもしれません。まああ体験してみないと判らない世界でしょう!。研磨後刀身ができあがりこのあと外装をどうするかを決めての制作をして始めて刃物としての機能が完成することになりますが、これは自分で制作しなくてはなりません、刀匠に依頼しても可能ですがみなさんご自分で制作されています。

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